2026.08.27
こんにちは
最近は地震や大雨・洪水など国内の様々な地域で大きな災害が続いていますね。
危険予測をしながら行動をしているつもりでも、予想以上のことが起こっているなと感じています。
改めて防災について振り返る必要があるんだと思います。
さて、話は変わりますが神戸市のレスパイト支援事業に関するQ&Aが公表されています。
スタートしてから2か月ほど経過しましたが、ぷくぷくでも正直まだまだ手探りで取り組んでいっているところです。
そんな中、どうしたらいいのかな?こういう利用の仕方っていいのかな?みたいなことにぶつかることがちょこちょこ出てきていました。
そういったことが、今回のQ&Aで明らかになってきているところがありました。
利用者様と事業所、それぞれのQ&Aが明記されていますが、どちらも読むとより分かりやすくなっています。
https://www.city.kobe.lg.jp/documents/85500/qa_ikea_respite2026_1.pdf
特に注視するべきところは、「不可」としている項目であっても「原則」という文言が含まれていることで、どうしてもという状況であれば神戸市に相談することで現状等を鑑みて柔軟に判断頂けるところだと思います。
こういった点は、これまでの様々な制度においては、なかなかされてこなかった対応方法だと思いますし、頭ごなしにダメですではなく、より個別性を重視されたうえでの制度設計になっているので、利用する側が利用しやすいと思います。
一律、公平という言葉が多く飛び交うこの界隈において、このような対応を示したことで神戸市は新しい一歩を踏み出したようにも感じました。
ただ、制度の自由度が高いからこそ使う側のモラルが重要になってくると思います。
なんでもかんでもやりたい放題やってしまうと制度が崩壊してしまいますので、制度の趣旨に沿っているのかどうかを行政だけでなく利用者様や事業所側でもしっかりと考え見定めておく必要があると考えます。
そういったことも踏まえてより良い制度になっていくことを期待したいところです。
2026.07.27
2026年7月24日(金)に医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律の一部を改正する法律案が参議院本会議で成立しました。
この改正による一番大きな変革は、医ケア児のみではなく医ケア者や重症心身障害児・者も対象となったことです。
主な要点をざっくりと纏めてみました。
1. 支援対象の大幅な拡大(「子供」から「大人・重複障害」へ)
・18歳を超えて大人になった「元・医療的ケア児」や、成人後に医療的ケアが必要になった人も対象になります。
・重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複している方も明確に対象として追加されました。
2. 成長・ライフステージに応じた支援の強化
・18歳に達した後も、地域で継続して必要な医療を受けられる体制を整えます。
・在宅勤務など本人に合った働き方の確保、定着支援、就労準備教育(学校等での指導)、雇用する企業への支援などを盛り込みました。企業側にも適正な雇用管理の努力義務が課されます。
・グループホーム(共同生活を営む住居)など、本人が希望する期間入居できる住居の確保を進めます。
・学校卒業後も生涯にわたって学び続けられる環境を整備します。
3. 学校・教育・保育環境の整
・支援対象校として、これまでの小中高校・特別支援学校等に加え、高等専門学校(高専)や専修学校(高等課程)などが明記されました。
・看護師だけでなく「介護従事者」の配置も対象とし、保護者が付き添わなくても授業への出席や修学旅行・学校行事に参加できる体制を整えます。
4. 家族への支援と孤立防止
・日中の預かり(レスパイト)、夜間訪問サービス、通学などの移動支援、重度訪問介護などを実施・強化します。
・当事者や家族同士が支え合う「交流活動」への支援や、適切な相談機関・情報の提供を行います。
・保護が必要な子供が、できる限り家庭的な環境で養育されるよう体制を整備します。
5. 防災・災害対策と拠点(支援センター)の強化
・基本理念に「防災」を追加。支援センターが市町村と連携し、個別避難計画の作成協力や情報提供を行うことが業務として追加されました。
・支援センターの設置・指定を行える主体が、都道府県だけでなく「指定都市」「中核市」「特別区(東京23区)」にも広げられました。
・地域における支援体制の課題共有や連携を図るため、「医療的ケア児等支援地域協議会」を置くことができるようになりました。
6. 地域格差の是正と情報の公表
・住んでいる地域によって支援に差が出ないよう、教育や支援センターの運用状況を検証し、是正措置を講じます。
・政府や地方公共団体は、どのような支援施策を行っているか(実施状況)を随時公表するよう努めることとされました。
施行日:令和9年(2027年)4月1日
見直し:施行後3年を目途に必要に応じて見直しを行う(検討条項)。
2026.07.14
兵庫県
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf07/documents/jukyusya.pdf
神戸市
https://www.city.kobe.lg.jp/a52670/hokanokouhi.html
2026.07.06
7月になり、今年も台風が本格的に始動しだしたように感じる毎日です。
気温差も激しいこともあり、体調を崩されている方が増加していますので、注意が必要です。
さて、始動といえば「神戸市医療的ケア児者の家族のためのレスパイト支援事業」も先日詳細が発表され7月からいよいよスタートしています。
6月に訪問看護事業所の登録がスタートし、7月からは利用者登録も開始されています。
原則、現在利用している訪問看護ステーションでの利用登録となりますが、これまでよりも長時間の訪問が可能になったり、居宅外での訪問が可能になったりと、自費サービスでしか実現が不可能な訪問ができるようになります。
詳細は神戸市さんのホームページに掲載がされていますので、ご覧頂ければと思います。
この制度は、医療的ケア児だけではなく、医療的ケア者のご家族が対象であること。
様々な社会資源と組み合わせることで、支援の狭間を少なくできる可能性があること。
居宅外で利用できる(但し、入院中・通所中は不可)為、移動支援や重度訪問介護等では実施の難しい外出時の医ケアを可能にできる可能性があること。
などが、ポイントとして上げられます。
なので、利用を希望される方がまず何を実現したいかをしっかりと事業所にお伝えいただく事が一番かと思います。
例えば、眠りたい、ランチがしたい、ライブに行きたい、長く訪問して欲しい等をお伝え頂いたうえで、レスパイト支援事業を実施する事業所と一緒に現行の支援と組み合わせて実現を目指すというのが理想です。
というのも、ぷくぷくもそうですが、基本的には通常の保険診療による訪問で訪問時間は埋まってしまっています。
ただ、空きがあるタイミングもあったりしますので、その辺りが合致できれば実現ができることがあると考えます。
利用される方が使いやすいよう、他市と比べても非常に自由度が高く、申請手続きもシンプルに設計されていますので是非普及して欲しいところです。
このレスパイト支援事業に加え、報酬改定の影響からか様々な病院でレスパイト入院が新たに始まっています。
なかなか利用が難しい短期入所に代わる選択肢の一つとして、有効な部分も多いかと思います。
兵庫県立こども病院でもスタートしたようでですので、いざという時の為にも、事前にご準備されるのもオススメです。
この6月末から7月にかけては、これまでに少なかった新しい支援が出来ていますので、是非情報を入手して、生きづらさの解消に繋がれば良いなと思います。
2026.06.11
今年は例年よりも早い梅雨入りとのことで、台風などにより全国各地で大雨に見舞われています。
先月5月29日より、気象の警報が変更になりました。
レベル1~5段階表記で、避難行動をどのタイミングで実施すれば良いのかがこれまでよりも分かりやすくなっています。
地震にも要注意ですが、これからの時期は暴風雨や洪水などによる被害にも警戒が必要ですので、今一度避難方法や避難経路等の確認をしておく方が良いかと思います。
結構ありがちなのですが、防災グッズ等の使用期限切れや経年劣化により使用不可状態になっていることが多いです。
こういったグッズについても、事前に再度確認しておき不足しているものは買いそろえるなどしておきましょう。
ローリングストックの管理は大変ですし、忘れがちになってしまいます。(自分はそうです。。。)
最近では、ローリングストックのサブスクというサービスもあります。
お値段は結構かかりますが、防災用品等が自動的に送られてくるので、管理の煩わしさが少しは軽減されるのではないかと思います。
さて、先月末頃に自民党の総務会で「医療的ケア児支援法改正案」が了承されたそうです。
昨年度よりちらほらお話がされていた改正案ですが、本年度中の改正が更に現実味を帯びてきました。
大きな変更点としては、医ケア児だけでなく「重症心身障がい者」も支援法の対象となることです。
この変更により、児から成人になった瞬間に突然、様々な支援の対象でなくなってしまう、という理不尽さが少しでも解消されればと思います。
2021年の「医療的ケア児支援法」施行により全ての課題が解消されたわけではありませんが、少しづつ取り巻く環境が変化していることは感じています。
今回の改正でも同様に「重症心身障がい者」を取り巻く環境を変化させる為のきっかけとなればと思います。
法が改正されたからといって、突然環境が変わることはないと思いますので、どうなって欲しいかを整理したうえで、変えるための方法を色々と考えていきたいところです。
2026.05.15
5月も中旬となり、ゴールデンウィーク気分も完全に抜けたところです。
天候はまだまだ雹が降ったりするなど、不安定な日が多いですが、体調をうまくコントロールしていきましょう。
世間では、ハンタウイルスと呼ばれるコロナウイルスを思い起こさずにはいられないウイルスが話題になっています。
確かコロナウイルスも最初は船での感染からだったように記憶しています。
ただ、今回はあの時と異なり、どの国もビックリするほど対応が慎重になっています。
だからこそ、かなり少ない感染人数で抑えられているのだと思います。
全ての国において、コロナ以降は感染拡大に関する意識が明らかに変わったと感じています。
ぷくぷくでも、ご利用を予定されていた方が感染症に罹患された際の方針を明確に決めています。
感染症によっては、訪問をお断りすることが、訪問看護ステーションの対応として、正しい対応なのか、間違った対応なのかは正直微妙なところですが、感染拡大防止という観点も見据えてのギリギリのラインだと考えています。
これは単にスタッフが感染しないとかいう話ではなく、感染症を罹患されているご家庭を訪問した訪問スタッフが自分の家に来るという心理的不安を発生させないという意味合いの方が強いです。
ウイルスは目に見えないだけに、大丈夫という確信が持てません。
コロナ禍でも、この考え方の違いにより様々な場面で人の分断や差別がされてしまいました。
こういった「自分と違う」ことは受け入れることができないといった考え方が全ての差別に繋がっているのだと思います。
差別をなくす一番の方法、それは相手の気持ちを汲み取り、尊重し受け入れるということだと思います。
これからも多くの「自分と違う」事象に出会うと思いますが、しっかりと受け止めて理解することで新たな差別を生まないようにしていきたいところです。
2026.04.23
4月も半ばを過ぎ、車に乗っていると暑いなと感じる日が増えてきました。
ただ、日によっては寒暖差が激しいので体調管理が難しいところです。
先日、神戸市北区の地域包括ケア推進総括協議会のブロック会議に参加させて頂きました。
地域包括ケアと聞くと、どちらかというと高齢者のイメージが強くありますが、実は神戸市北区では小児在宅に関する取り組みにも力を入れられています。
この会議では、北区における医療・在宅に関する課題を取り上げていき、それらを解決するための活動や取り組み等が検討されています。
三師会(医師会・歯科医師会・薬剤師会)さんを中心に様々な専門機関が関わっているので、多角的な視点での協議が行われるところです。活動の中には、専門職の方以外を対象としたイベント等が開催されることもありますので、機会があればご参加頂ければと思います。
正直なところ、自分自身もこのような会議があることを最近まで知りませんでした。
行政や地域に関わるイベントや取り組みはなかなか周知が難しいのか知る機会が少ない印象です。
お子さまがおられるご家庭であれば、学校を通して知ることもあるのですが、そうでなければ自分で情報を集めようしなければ知る由もないというのが現状だと思います。
これは、医療や福祉や暮らしに関する情報と同じだと感じます。
知っている人だけ、知ろうとした人だけが恩恵を受けられていることが多いのではないでしょうか。
所謂、知ったもん勝ちになるのですが、医療や福祉や暮らしに関することこそ、容易に情報が得られるようにしなければいけないと思います。
そういった意味でも、情報の発信をどのようにしていくのかということは大きな課題なのだと考えます。
ぷくぷくも訪問を通してお伝えできればと考えているものの、まだまだ発信力が弱くて、しっかりとした情報をお届けしきれていないことを痛感しています。
ちょっとしたことでも気軽に相談できて情報をお伝えできる、そんな関係性が築けるようにこれからも取り組んでいきたいと思います。
2026.03.06
3月に入り少しづつ暖かい日も増えてきたように思います。
ただ、花粉の恐怖と隣り合わせのようです。
そんな春の兆しを感じつつある中、神戸市の福祉の分野においても春の風が漂うことがありました。
それは、先日2月16日の市長会見にて発表された令和8年度の神戸市予算についてです。
人員不足により短期入所施設が思うように利用できず、医療的ケア児・者の介護者の休息等の確保が急がれる中、短期入所に代わる選択肢として在宅レスパイト支援が注目されていました。
全国的にみても、様々な市区町村で導入されているこの制度でしたが、令和8年度ようやく神戸市にも予算がついたことになります。
詳細はまだ不明ですが、現在の訪問看護制度では手の届かなかったところに、少しづつ手が届き始めるのではないかと思います。
今回、神戸市だけでなく尼崎市でも同様の予算が確保されたようです。
いずれは兵庫県全体に広がっていくのではないかと期待したいところです。
在宅レスパイト支援が全ての解決策ではありませんし、十分な予算では決してありませんが、短期入所しか選択肢が無かったところに新しい選択肢ができることは素直に喜んでもいいのかなと思います。
神戸市は医療産業都市を謳っています。
であれば、最先端医療だけでなく在宅医療においても全国をリードするような取り組みをたくさん進めて欲しいものです。
2026.02.04
本年もよろしくお願いいたします。
更新に少し間が空いてしまいました。
例年以上に寒い日が続いておりますが、事業所周りの積雪が今の所マシなのが救いです。
非常に動きづらい毎日となっていますが、温かくなれるものを周りに準備して乗り切っていきましょう!
昨年末から、様々な医療や福祉関連の研修や会議やイベントに参加させて頂いています。
中身を全て違うのですが、そこでお会いする方々の課題や想いはほぼ同じだなぁと改めて感じています。
使える社会資源が不足している、人材が不足している、こうだったらいいのに。。。といった感じです。
恐らくこれは、例えば10年前とかでも同じ課題だったように思います。
つまりは、根本的な課題解決に至っていないことが多く、今と同じ方法であれば、今後も同様のことが続いてしまう危険性があるのだと思います。
だからこそ、課題を先送りにせずに現段階で取り組んでいかなければならないのだと思います。
先日参加した神戸市北区での意見交換会には、重心児さんに関わる多くの事業所様が来られていました。
参加者の誰もが、課題の多い現状を変えたいと思われている方々だったように思います。
医師をはじめ、看護師、児発管、相談支援専門員等々、多職種の方が集いましたので、意見交換会を通して課題解決に向けた、今後の関係性を築く良い機会になりました。
その中でグループワークもありましたが、どのグループでも課題の1つとしてレスパイト不足が漏れなく入っていたことが印象的でした。
この課題は早急に解決しなければいけない、でも人も財源も必要だ、ではどうすればいいのか・・・誰もが思い悩んでいるのだと思います。
なので、個々の事業所だけでは難しい部分もありますが、今回集まっていた方々と協働することで負担軽減につながるような何らかのアクションが起こしたいと個人的には考えています。
まだ、具体案は何もありませんが、何とかアイデアを振り絞って、少しでも多くの介護者の方々のご負担が減る方法に取り組んでいきたいと思います。
2025.12.25
あっという間に年の瀬です。
2025年もありがとうございました。
この1年間で何が出来て、何が出来なかったのか・・・
やりたいことは沢山あるけれど全然追いつかないといった感想です。
訪問看護も万能ではなく、意外と出来ない事も多いなと感じました。
障害福祉サービスとの連携といったところも、もっと考えていかなくてはと思います。
今年は、様々な研修会や部会に参加させて頂きました。
その中でお聞き出来たお話や多くの課題がある中で、やはり一番気になったことは「心の休まる時間」をどのように確保するのか?ということでした。
界隈ではチラホラと「在宅レスパイト」という言葉をお聞きする機会が増えたように感じています。
ショートステイを思うように利用できないもどかしさや、物価高騰等により生活や経済的負担疲れをより強く感じてきているのだと考えます。
だからこそ、「休まる時間=リフレッシュ」が必要なのだと思います。
中にはレスパイト自体を介護者が楽をする為の時間という風に捉えてしまい、その時間を使用することに気が引けるというお話をお聞きしたこともあります。
なので、レスパイトという言葉が必ずしもいいものではないのかもしれません。
よりよい生活を送れるようにするための充電する時間みたいな言い方で、「チャージタイム」みたいな方が
良いのかもしれません。
スマホとかでも良いパフォーマンスを発揮する為には、しっかりと充電が必要だと思うんですよね。
充電が良くない事か?というと決してそんなイメージを持つ人はいなくて、充電がないと何もできないよね?って考える方の方が多いんじゃないかなと思います。
来年も引き続き、多くの方が様々な方法で、この「チャージタイム」なるものを確保できるような取り組みを行っていきたいと思います。