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訪問看護ステーションぷくぷく

2023.11.07

神戸市療育ネットワーク会議を聞きに行ってきました(訪問看護 神戸市 乳幼児 小児 重心 医ケア児 ぷくぷく ブログ)

 

11月2日(木)に開催されていた、神戸市療育ネットワーク会議「第10回 医療的ケア児の支援施策検討会議」の傍聴に行ってきました。

 

https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/810077581644.html

 

今回の議題の中にあった「医療的ケア児コーディネーター」等を活用した支援体制について聞かせて頂きましたが、やはり「医療的ケア児コーディネーター」の役割や立ち位置的な部分でコーディネーターの有資格者にも戸惑いがあるように感じました。
神戸市では、にこにこハウスさんが様々なフォローアップ研修を数多く開催されているようです。
有資格者さんからは、実際にどのように動いていけば良いのか、どのような役割を担えば良いのかなど具体的な立ち回りが難しいような声が上がっているとのお話もありました。

 

 

医療的ケア児が通園可能な事業所が令和5年度に市内19施設と増えましたが、令和6年度には更に2施設増える(灘・東灘地域)そうで、全部で21施設となるそうです。毎年、受け皿が少しづつでも広がることはすごく良い流れだなと思います。
それと同時に、通園される方のケア内容も多様化しているようですので、人工呼吸器を含めた様々なケアに対応して頂けるようになれば良いなと思います。

 

 

また、児童発達支援や放課後等デイサービスといった通所サービスのお話もありました。
令和5年8月現在の、通所サービスを利用されている医療的ケア児さんの児童発達支援の延べ利用人数は66人で、放課後等デイサービスの延べ利用人数は184名だそうで、個人的にはすごく少ないなと思いました。やはり、受け入れ可能な通所施設がまだまだ少ないのだと思います。神戸市でも行きたい通所施設が身近なところに無いという問題や事業所において人材確保が難しいといった課題があることは把握しているとのことです。

 

 

あと防災に関するお話がありました。
神戸市では基幹福祉避難所が整備されており、そこでは3日分の備蓄の確保と施設ごとの要援護者受入マニュアル整備と避難所開設訓練の実施(毎年1回)が義務付けられているそうです。
医療度の高い方については、避難することがすら危険と隣合わせのため、災害が発生した場合にどのように避難するのか、どのような方法が最善なのか、どのような避難所があってどういった機能を備えているかなどが説明されました。

 

 

様々な視点から話合われていたことと、多くの現実的な問題点が疑問点として挙げられていたので良かったように思います。