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訪問看護ステーションぷくぷく

2023.07.19

兵庫県医療的ケア児支援センター開所1周年記念シンポジウムに参加してきました(訪問看護 神戸市 乳幼児 小児 重心 医ケア児 ぷくぷく ブログ)

 

7月17日(土)に兵庫公館にて「兵庫県医療的ケア児支援センター開所1周年記念シンポジウム」が開催されましたので参加してきました。

 

 

https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20230628_13348.html

 

 

 

兵庫県医療的ケア児支援センターは、昨年の6月に開所された医療的ケア児に関する様々な相談に対応するべく設立されたセンターです。
場所は、兵庫県加西市にある「医療福祉センターきずな」さんにあります。(神戸からはちょっと遠いです・・・)
今回のシンポジウムでは、このセンターの長である常石先生と姫路市にある重度障害総合支援センタールルドの長である宮田先生がご講演をされました。

 

 

常石先生は、医療的ケア児と呼ばれる方がどのような方なのかについて、全く知らない人が分かるように丁寧にご説明されました。
そのうえで、今ある社会資源とその実状に加えて課題についてご講演されました。
また、医療的ケア児支援センターが1年間で行ったことと反省点等をご説明されました。
議員さんも多数来られていたので、課題部分についてお力添えしてくれればいいなと思いました。

 

 

宮田先生は、医療的ケア児がどのようにすれば「普通」の生活をおくることができるのかについてご講演されました。
医療従事者でありながらも医療よりも生活を主体として考えられておられました。
このシンポジウムの2日前に宮田先生とお話する機会があり、その時に色々なお話を聞かせて頂いていたのでご講演の内容がすごく入りやすかったです。

ぷくぷくも目指す、医療・福祉・教育・行政の連携により、その人らしさと生活と様々な権利を侵害しないことが一番重要であるということ、周りの支援者が「安全」・「無知」を理由に「何もしない」という選択をしてしまうことがいかに残念なことかということをしっかりと学ばせて頂きました。

 

最後のプログラムには、医療的ケア児のご家族様とお二人の先生と相談支援事業所の医療的ケア児コーディネーターさんがパネルディスカッションをされました。
ご家族の想いが痛いほど伝わってくるディスカッションとなりました。
このシンポジウムは、後日オンデマンド配信が予定されているようです。

 

※ちなみに、兵庫公館は最近話題になった映画「わたしの幸せな結婚」の斎森家の実家として使われた場所だそうです。