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訪問看護ステーションぷくぷく

2022.11.21

スタッフ会議で虐待研修を行いました(訪問看護 神戸市 小児 重心 ぷくぷく ブログ)

 

今月のぷくぷく定例の会議でスタッフ間で虐待に関する研修を行いました。
下記動画をスタッフ全員で閲覧したあと、虐待の発生件数や発生傾向などについて勉強を行いました。

 

ハートネットTV「障害と心の傷と~見落とされた虐待~」)

 

日々の生活等に追われて大変な時に知らず知らずのうちにやってしまったということもあるようです。
中でも、お子様の場合、教育・しつけと思い行っていたことが実は虐待に該当してしまうなどといったこともあります。
育児の方法はご家庭によって異なるので、どれが正しいかなんて分からないと思います。
だからこそ、ネグレクトなどについてはしっかりと理解しておきたいと思いました。

 

今回は、ネグレクトについて重点的に研修を行いました。
少しだけご紹介させてください。

 

ネグレクトは大きく4つに分類されます。

 

・身体的ネグレクト
身体的ネグレクトは、親や養育者が生活のベースになる衣食住を適切に与えないことや、監護を行わないことで子どもが危険にさらされることを指します。

 

・情緒的ネグレクト
情緒的ネグレクトは、親や養育者が子どもに対して愛情や関心を示さないことです。子どもが関わろうとしても無視されたり、拒絶されたりします。

 

・医療ネグレクト
医療ネグレクトは、子どもの健康に関して医療ケアや健康ケアが必要であるにも関わらず、適切なケアがされず心身の障害に繋がるもの、繋がる可能性があるものを指します。

 

・教育的ネグレクト
教育的ネグレクトは、子どもが学校に行くことを望んでいるにもかかわらず、学校に入学させなかったり、出席させなかったり、在宅教育を行わないことを指します。

 

これらに自分の育児方法があてはまっていないかどうかを考えてみて、もし、思い当たる節があるのであればネグレクトに該当する恐れがあるのでかなり注意が必要です。

 

ネグレクトは、「親の意図は判断基準に含まれず、こどもにとって有害な行為かどうかで判断される」こととなります。
前述のとおり、教育・しつけだったなどという親の言い分は通らないということになります。

 

子育てがしんどいな、どうやったらいいんだろうと思った時は、一人で悩み抱え込まずにそのことを周りの方に発信することが重要です。
発信先はぷくぷくのスタッフでも構いません、そうすることで大切なお子様とご家族様を守れることに繋がると思います。