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訪問看護ステーションぷくぷく

2023.07.05

「障がい児・医療的ケア児の親と就労」セミナーに参加しました(訪問看護 神戸市 乳幼児 小児 重心 医ケア児 ぷくぷく ブログ)

 

先週の土曜日に「障がい児・医療的ケア児の親と就労」セミナーにオンラインで参加させて頂きました。
就労に関しては、ぷくぷくのご利用者様のご家族様でも多くの方が悩みとして抱えられており、何かヒントになるものはないかと思い参加しました。
また、しばらくしたらアーカイブ動画を配信して下さるようですので、ご興味のある方はその際に是非ご覧頂ければと思います。

 

https://www.asahi-welfare.or.jp/archives/14896106

 

今回のセミナーでは既に就労をされている方のお話でしたが、どの方のお話をお聞きしても取り巻く方々の理解がなければ就労が難しいという印象を受けました。
時短を認めてもらえる環境、急なお休みを認めてもらえる環境、ある程度決まった時間に帰宅できる環境、お子さんを見てもらえる環境など、ありとあらゆる条件が全て重なってやっと就労ができているという現状は異常だと思います。
増税や物価高騰などにより共働きでなければ生活がしんどいという現状が多くある中、就労すら難しいという現実はあまりに厳しいと思います。
さらに、情報を求めて有益な情報をしっかりとキャッチして行使していけばいくほど有利になるということがあります。(ここにも格差がある)
体制や制度はあるが行政はしっかりとした案内はしてくれず、情報をキャッチしてから尋ねた時に始めて答えるという手口(言い方悪いかもですが・・)も問題だと感じています。

 

 

医療技術が発達して、在宅で生活される方が増えているにも関わらず社会の仕組みが全く追いついていない、追いつこうとしていないのが今だと思います。
障がいを持つお子さんの親は働けないのは当然のことだ!親だから子どもの面倒を全部見るのは当然のことだ!と言わんばかりの風潮が感じ取れます。

 

 

そんな中、私達ぷくぷくにできることは風潮に抗い、本人様とご家族様にとって最良の方法を見つければ良いなと考えています。
どのように助力すれば働けるようになるか?どのようにすればご家族の負担を軽減できるかなどを考えていきたいところです。
その目標に向かうにあたって、壁となっていることをご家族様と一緒に一つづつ取り除いていければと思います。

 

 

第2回は、10月頃に「取り残される障がい児・医療的ケア児の保護者たち」が開催されるそうですので次回も参加したいと思います。