2022.08.15
ご利用になられる方以外はなかなか耳にすることがないと思うのでちょっと書いておこうかと思います。ちょっと長いですが、、、
訪問看護には介護保険による訪問看護と医療保険による訪問看護の2種類があります。
介護保険による訪問看護は40歳以上の方が対象となります。
ぷくぷくでは、40歳以下の方ばかりですので医療保険での訪問看護となります。
なので、今回は医療保険での訪問看護についてお話します。
ぷくぷくの場合だと、年齢に関わらず2022年8月現在では、最低でも訪問看護1回で8550円かかります。
めっちゃ高いですよね。これはあくまでも保険証などがなくて全額を自己負担した場合です。
ですが、訪問看護でも病院に通院するときと同じように国民健康保険や社会保険の保険証を使うことができます。
こちらを利用されることで、6歳未満の未就学児さんだと2割、6歳~70歳未満の方だと3割を負担すればOKとなります。
なので、例えば1歳のお子さんの場合、1回あたりの負担額が8550円×0.2=1710円の負担となります。
それでも毎週1回訪問に来た場合、1か月で1710円×1回×4週で6840円となかなかの金額になってしまいます。
毎月の出費としては、ちょっとキツイですよね。
その負担額を軽減させる方法として公費と呼ばれるものがあります。
訪問看護で使用できる公費には国が主体となっているものと、市町村が主体となっているものの2種類があります。
国が主体となっている公費は主に、小児慢性特定疾病、難病医療、自立支援医療、生活保護などがあります。
これらは、訪問看護で使用できるといってもあらかじめ、使用される訪問看護ステーションが指定医療機関の申請を届け出ておかなければいけません。
ちなみにぷくぷくでは、上記に記載している公費の届け出は全て提出していますので、上記でお持ちの受給者証があれば全てご利用いただけます。
もう一つ、市町村が主体となっているものがあり、神戸市の場合では、こども医療、重度障害者医療などです。
これら公費を使用することで負担額をグッと下げることができます。
公費には、どちらも上限負担額が設定されています。
訪問看護においても公費を使用された場合は、上限負担額が適用されます。
例えば上限負担額が1月あたり800円と記載されていた場合、何回訪問看護に来てもらっても800円以上かかることはありません。
小さなお子様の場合1月あたり0円なんてこともあります。その場合はもちろんご利用者様自身のお支払いは0円です。
なぜそのようなことが起こるかというと、訪問看護にかかる費用が国や市町村から助成される為です。
訪問看護ステーションの方針によっては、訪問時に使用した駐車場代などを別途請求されるところもあります。
それについては、公費の対象外となるため別途お支払いが必要になりますのでご注意ください。
なお、ぷくぷくでは駐車場代などの別途費用は一切頂いておりませんので、自己負担額以上に費用がかかることはありません。
ちょっと長くなりすぎましたので、続きはまたの機会にしたいと思います。