2022.09.12
とある研修に参加した際に改めて思ったのですが、小児さんや重心さんの訪問看護は奥が深い。
何を今更・・・と思われるかと思いますが、しっかりと考えていく必要のあることが無数にあることを
改めて認識させられました。
ご利用者さんのケアやご家族さんの悩みを聞き一緒に解決を目指すことは基本だと思いますが、
短期的なスパンで考えれることと長期的なスパンで考えていかなければならないことがあります。
ご利用者さんの日々の生活の安定を目指すための日々のケアといった短期的なものについては出来たとしても、
エビデンスに基づいて実施しているケアの本質を理解したうえで、ご家族さんの想いやご意向などを交えながら
細かな軌道修正を行い最終目標に向かうという長期的な視点で訪問が出来ているかという点については、
まだまだ足りていないと感じました。
ご家族さんやご本人さんがどうしたいのか?をしっかりと聞けているかどうかが非常に重要で
これを無視してケアだけに専念してしまうことは訪問者のエゴとしかいいようがないと思います。
こうやるべきなんです!とか、こうしないとダメなんです!と言うのは訪問者の知識や過去の統計に
基づくものであって、ご利用者さんの意思は蚊帳の外になってしまいます。
何事にもルールが存在すると思いますが、そのルールにはめられてしまって何もできなくなってしまうことは
本末転倒で、枠組みから外れてしまうことをどのようにすれば解消できるのかを考え続ける必要があります。
真にご利用者さんと向かい合ったうえで、本当に必要なことが何なのか?今やるべきことは何なのか?
見落としていることが無いだろうか?など、将来を見据えた生活などをしっかり考えてこその
小児さんや重心さんへの訪問看護だと思いました。